桜色のドラゴンの歌/つんた

 

桜色のドラゴンの歌

あの子がいるわ。私の大事なあの子。あの星のために命をささげたあの子。わかっているの、今のこの子はあの時の私の息子じゃないことは。でも、答えて頂戴。この母の声が聞こえるなら。答えて頂戴、私の息子。

「おかあちゃんっっ」

ほら、あげる。奇麗でしょう、私の宝石よ、私の大事な息子、あの星での名は…そうね、呼ぶ必要はないわね。愛しているわ。ずっと守ってあげる。あなたの心からその身から何もかも、すべて。ドラゴンドロップが光ったら、ここにきて笑っていてね、愛しい私の息子。

 

 

Auther : つんた
Circle : みずひきはえいとのっと
Twitter : @tsuntan2

 

 

 

1件のコメント

  1. 生まれ変わったのか星そのものになったのか……。
    いずれにしてもお母さんはずっと愛情深く見守っていそうです。

いぐあな へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です